
FANCY YOU
作詞/作曲 遠藤雅美
【楽曲制作】MASAMI ENDO
ダンスチューン的な曲が作りたいと思った。
人生一度でもいいから、打ち込み系のオサレな曲が作りたい。
私はトラックメイキングはまるでできないので、毎度のアレンジャー吉田先生にお願いして制作した。
出来上がってみれば、ダンスチューンというよりは、思ったよりメロウなラヴソングになった。
ドライヴで聴きたい感じの曲。
東京は練馬付近在住のナイスなミュージシャンを集めて結成された「チーム練馬」は、プロデューサーの高橋さんをはじめ、
アレンジャー兼トラックメイカーの吉田先生、ギターの馬場くん、ドラムスの大輔くんから成っている。
その中の吉田先生が、レコーディング合間の休憩中に、
「半袖でちょうどいい晴れの日に、愛車のアルファロメオでドライヴして、由比ガ浜で昼寝してたらオサレな犬がじゃれて来て、
やめろーよーって起きて飼い主が奇麗なお姉さんだったら良かったのに、お上品な年配の女性だった。」
という話に妙にツボり、イメージになるヒントを得た。(笑)
【映像制作】KATSUKI AKINAGA
STORY
何気ない日常の中で、踊ってみたり、笑ってみたり、
それでもふとした瞬間に、彼のことを思い出してしまう。
もう戻れないと分かっていても、どこかで「また巡り会えるかもしれない」と願ってしまう。
そんな、揺れる心を抱えたまま、私はあの日の記憶を辿る
彼と行った遊園地。彼と歩いた公園。
あの頃の景色は変わらずそこにあるのに、彼の姿だけが、もうどこにもいない。
思い出と現実の狭間で揺れる、淡くて切ない青春のかけらを、映像として紡ぎました。
この作品で最も時間をかけたのは、モデル探しでした。
よくある“白人美女”のイメージではなく、静かな強さと透明感を持った女性。
イメージは、雅美さんのような凛とした存在感。
妥協せずに探し続けた結果、友人のつながりで理想そのままの方に出会い、強い思いでお願いをしたところ、出演を快く引き受けていただけました。
その瞬間、この映像の核心が生まれた気がしました。

