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欠片 - KAKERA

作詞/作曲 遠藤雅美

欠片 - KAKERA遠藤雅美
00:00 / 04:54

【楽曲制作】MASAMI ENDO

 

旅を終えて、駅から、特に空港から自宅に帰る時は必ず、ちょっと切ない気持ちになる。
旅が終わってしまった、その事自体が、時の過行きをまさに体現していて、

どんな旅の終わりでも、空港というだけで切なくなる。
それって、私だけかな。

まさに羽田空港から自宅へ帰宅する、その時にこの曲の構想が浮かんだ。

この曲に限っては、歌詞もほぼ苦労することも無く、まるで自分が書いているんじゃないように、すらっと書けた。


置いてきたもの。
ふいに心の中で振り返れば、思い出す人。
思い通りにならなかったこと。
まるで何かの欠片を落としてきてしまったような、切ない気持ち。
また会いたい。
でも時は止まることなく、人生も進んでいく。

 

曲の冒頭の環境音も偶然、アレンジャーの吉田先生が昔、パリの空港で録った音だ。
パリっていうのがこの曲にはちょっとオシャレ過ぎるけど、良き偶然だな。

 

 

 

【映像制作】KATSUKI AKINAGA
 

記憶は、いつでも静かに蘇る。

思い出す景色は、どうしてこんなにも美しいのだろう。
けれどその中に、自分の姿はない。
ただ遠くから、そっと見つめているだけ。

戻りたくても戻れない。
触れたくても届かない。
その感覚は、どこか儚くて、けれど不思議とあたたかい。

もしかしたら、記憶とは、そういうものなのかもしれない。

かつては鮮やかだったはずの情景も、時間の中で少しずつ輪郭を失い
やがて霞のように薄れていく。
それでもふとした瞬間に、また心に浮かび上がり、
私はそっと、その記憶に沈んでいく。

 

今回のMVでは
「肉眼に近い記憶で撮ること」を大切にしました。

目の前の人を思いながら、優しさを胸に、レンズを向ける。
まるで、自分の目で見ているかのような距離と温度で。
風景も、空気も、感情も、
すくい上げるように、静かに、丁寧に。

飾らず、作りすぎず。
その場に流れていた光と気配を、
ただ、そのまま映し出すように。

 



 

 



 

ディスコグラフィー

DISCOGRAPHY

YouTube
Full Movie

欠片 HP.jpg
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